外壁リフォームガイド

 

<外壁リフォームを行う目的>

  1. 外壁材の経年劣化を遅らせて、長期間性能を持続させるため
  2. 台風・強風の際にでも、不具合を起こさないようにするため
  3. 外壁からの雨漏りを防ぐため
  4. 外壁の美観を長期間、持続させるため
  5. 遮熱効果・断熱効果・遮音効果を得るため

 

外壁リフォームは美観維持もそうですが「雨漏りを防ぐ」ためという目的がもちろん一番重要です。

外壁から雨漏りした場合「木下地・躯体」などが腐食する原因となり、シロアリなども寄せ付け、深刻な状態となってしまいます。

そうなる前に、外壁材の「塗膜保護や張替え・カバー」を行って、雨水の侵入からお家を守っていきます。

このような理由で、長期的に建物を長持ちさせ、快適な生活環境を維持するために外壁リフォームは必要不可欠なのです。

外壁リフォームの施工方法について

 

外壁リフォームには、主に「外壁塗装」、「外壁カバー工法」、「外壁張替え」があります。

外壁全体の修繕・メンテナンス工事のため、古くなり劣化した外壁材を塗膜で保護したり、新しく交換したりする工事内容です。

 

外壁塗装

外壁塗装は、最も一般的な外壁のメンテナンス方法です。

外壁塗装は、既存の外壁材に塗装を行って、素材の保護を行い、「耐久性の維持・美観向上」を目的として施工します。

工程は、高圧洗浄を行い、専用の外壁塗料で3回塗りを行って仕上げていきます。

外壁塗装について詳しくはこちら

外壁塗装の詳細

 

外壁カバー工法(重ね張り)

外壁カバー工法

外壁カバー工法(重ね張り)は、既存の外壁材の上から、新しい外壁材を重ねて「耐久性・美観の向上」を目的として施工します。

工程は、既存の外壁材の上から透湿シートを張り、胴縁を取付け、新しい外壁材を重ねて張り上げていきます。その後、新しい外壁材の取合いをコーキングで仕上げていきます。

 

メリット

既存の外壁材の解体作業費、処分費用が削減されるので、大幅に費用をコストカットできる点です。

また、外壁材が2重になるので、必然的に雨仕舞効果(雨漏りリスク)、断熱効果、遮音効果は高まります。

デメリット

少しだけ重たくなるという点と下地の状態を確認できないことです。

また、外壁材の劣化状況によっては施工できない場合もあります。

 

外壁張替え

外壁の張替えを行っている職人

外壁張替え工事は、既存の外壁材をすべて解体撤去して、新しい外壁材を張り上げ「耐久性・美観の向上」を目的として施工します。

工程は、既存の外壁材を解体撤去してから、下地の調整を行い、透湿シートを張り、胴縁を取付け、新しい外壁材を重ねて張り上げていきます。その後、新しい外壁材の取り合いをコーキングで仕上げていきます。

メリット

既存の外壁材をすべて解体するので、下地の状態が確認ができ、必要であれば交換することができる。

カバー工法と比べて、重量が軽量化できる点です。

デメリット

既存の外壁材の解体作業費、処分費用がかかる。

工期が長くなる。

 

外壁リフォームの目安

 

外壁リフォームは、外壁材の種類や劣化状況によって、施工方法や目安(時期)なのか変わります。

 

モルタル壁

モルタル壁

モルタル壁は、「砂と水とセメント」を混ぜ合わせて形成されている外壁材です。経年劣化で、表面の色あせや、剥離ひび割れが発生します。

築10年目で、「外壁塗装」を行うことで耐久性・美観を維持できます。

経年劣化が進み、ひび割れや剥離の状態がひどい場合には、「カバー工法」がおススメです。

サイディング壁(窯業系)

窯業サイディング

窯業系は、「セメントと繊維」が主な材料として使用されている外壁材です。経年劣化で目地のコーキングの劣化や表面の剥がれ浮きなどが発生します。

築10年目で、「外壁塗装」を行うことで耐久性・美観を維持できます。

築30年目以上と古くなってきたら、「カバー工法」「張替え」がおススメです。

サイディング壁(金属系)

金属の外壁材

金属系は、「アルミやガルバリウムなど」の金属の鋼板を形成しプレスするエンボス加工などでおしゃれに仕上げた外壁材です。経年劣化で表面の塗装によるコーティングが劣化した場合、色あせが発生します。

基本的にノーメンテナンスで良いとされていますが、錆の影響を考えると築20年~30年での「外壁塗装」をおすすめ致します。

トタン壁

トタン壁

トタン壁は、「亜鉛メッキ鋼板」を加工した材料で鉄板のため、経年劣化でが発生します。

非常に錆びやすく、こまめな「外壁塗装」が必要です。

塗装しても剥がれやすくなった時期に、「カバー工法」「張替え」が必要となります。

 

最後に

 

外壁リフォームは、建物を長期的に維持させていくために必要不可欠な工事です。

施工方法は、「外壁塗装」、「外壁カバー工法」、「外壁張替え」などがあり、劣化状況や予算に応じて選択できてます。

ある程度の年数が経過したら、そのまま放置せずに、適切な外壁リフォームを行っていきましょう。

漆喰壁

外壁リフォーム

外壁の漆喰リフォームとメンテナンス方法を解説!

2023/3/22  

  外壁の漆喰は適切なメンテナンスを行わなければ耐用年数が短くなる可能性があります。しかし、外壁に漆喰を使う機会が減っているために適切なメンテナンス方法がわからないということも多くなっていま ...

外壁の防水シート張り

外壁リフォーム

外壁に使われる防水シートとは?その役割や種類について解説

2022/3/10  

  サイディングやモルタル外壁の下には、雨漏りや結露から建物を保護するために防水シートが貼られています。 この防水シートが適切に施工されていることで、サイディングなど外壁材から雨水が浸入して ...

古い住宅

外壁リフォーム

築40年で行う外壁リフォームの選択肢とは?

2022/3/10  

  築40年にもなると、外壁材も老朽化し、さまざまな不具合もでてくるため、適切な施工方法が求められます。 適切な施工方法を選ばないと、外壁材の剥がれや被害の拡大にも繋がるため注意が必要です。 ...

住宅と道路

外壁リフォーム

壁の防音対策や防音リフォームを依頼する時の費用や注意点について解説

2022/1/15  

  日常生活において、「車の音や通行人の話し声が聞こえる」、「子供が夜泣きするから近所の人に迷惑かけていないか心配...」など、音に関して悩みを抱えている人は少なくありません。 家にいても周 ...

ヘルメットのビジネスマン 打ち合わせ

外壁リフォーム

外壁にもアスベストは含まれてる?見分け方や対処法について

2022/1/5  

  一般住宅の外壁にもアスベストが含まれている可能性があることをご存知でしょうか。アスベストは適切な処理を行わなければ、健康被害に繋がる危険な物質です。 しかし、自宅の外壁にアスベストが含ま ...

ラップサイディング

外壁リフォーム

ラップサイディングとは⁉メリットやデメリット、注意点なども紹介!

2021/12/2  

  サイディング材の種類の一つとして、「ラップサイディング」という外壁材があります。 なかなか日本では普及していない外壁材のため、その特徴などについて気になっている方も多いと思います。 そこ ...

コーキングの劣化

外壁リフォーム

サイディング直貼りとは?知っておきたい基礎知識から注意点まで徹底解説!

2021/11/8  

  現在、戸建て住宅に広く普及している窯業系サイディングも、製品として出始めた初期の頃は施工方法が完全に確立されていませんでした。施工後に発覚するようなトラブル事例があり、その代表的なものが ...

レンガの壁

外壁リフォーム

外壁をレンガ張りにリフォームするメリット・デメリット

2021/10/18  

  日本の住宅ではあまり馴染みが少ないですが、高級感あるオシャレな外壁材「レンガ張り」。 このレンガ張りの外壁材はその見栄えだけではなく、さまざまメリットがあるため、新しくレンガ張りにリフォ ...

アルミサイディング

外壁リフォーム

外壁をアルミサイディングにリフォームするメリット・デメリット

2021/10/11  

  外壁のリフォームでよく使われる商品に金属サイディングがあります。 この金属サイディングの素材には、「アルミ」、「ガルバリウム鋼板」などがあります。 「ガルバリウム鋼板」のサイディングは知 ...

外壁の点検

よくある質問 外壁リフォーム

外壁塗装と外壁張替えではどちらがおすすめ?

2022/7/31  

  外壁はお家を雨漏りから守る為や、美観を保つ為に定期的なメンテナンスを行う必要があります。 メンテナンスの方法は大きく分けて2種類あります。既存の外壁の塗装を新しくする「塗装」と、外壁材自 ...

© 2024 横浜市の外壁塗装、外壁リフォーム店|カベトップ Powered by AFFINGER5