外壁リフォーム

外壁にもアスベストは含まれてる?見分け方や対処法について

ヘルメットのビジネスマン 打ち合わせ

 

一般住宅の外壁にもアスベストが含まれている可能性があることをご存知でしょうか。アスベストは適切な処理を行わなければ、健康被害に繋がる危険な物質です。

しかし、自宅の外壁にアスベストが含まれているかどうかを見た目だけで判断することはできません。

そこで今回は、アスベストが引き起こす健康被害からアスベストが含まれた外壁の見分け方、メンテナンスや除去方法について解説していきます。

アスベストの健康被害とは

アスベスト被害イメージ

 

アスベストは石綿ともいわれる鉱物です。アスベストは非常に細かい繊維のため、空気中を長期間浮遊してしまいます。

アスベストを含んだ建材を使用する場合には、浮遊しているアスベストを吸引せずに作業を行うことが困難です。また、吸引したアスベストは体内で消化されることが無いので、長期にわたって肺の中に蓄積していきます。

肺の中に蓄積されたアスベストは、肺の内側にささってしまうため徐々に肺を傷つけさまざまな病気を引き起こす危険性があります。アスベストによる健康被害では肺がんや中皮腫、石綿肺などを引き起こすリスクがあるため、現在では日本で使用することはもちろん、製造も全面的に禁止されています。

 

アスベストが含まれた外壁の見分け方

建物調査

 

アスベストが含まれた外壁を見た目だけで判断することは難しいです。しかし、アスベストが含まれた建材が使われていた時期や材料などは調べることができます。ここでは、アスベストが含まれた外壁の見分け方を解説していきます。

 

建築された時期

 

住宅を建てた時期によって、アスベストが含まれた外壁が使われているかを判断することができます。アスベストの使用が禁止された2007年以降に建てられた住宅であれば、外壁にアスベストが使われている可能性は低くなります。

しかし2006年以前に建てられた住宅の場合には、アスベストが含まれた外壁が使われている可能性があるため、設計図書などから確認する必要があります。住宅を建てる際に使用した建材が記載された仕様書や矩計図を参考にします。

 

メモ

2006年以前:含まれている可能性が高い

2007年以降:含まれている可能性が低い

 

専門機関による調査

 

住宅を建てた時期や使用されている建材などからアスベストが含まれた外壁が使われているかわからない場合には、専門機関に調査を依頼することができます。

専門機関による調査では、実際の外壁をサンプルとしてアスベストが含まれた外壁かどうかを調べます。アスベスト調査にかかる費用は「3~5万円程度」ですがサンプルの数や調査の方法によっても変動するので注意してください。

 

アスベスト除去の方法や必要性

アスベスト

 

アスベストの除去方法

 

アスベストの除去方法は基本的に解体撤去、処分と分けられます。解体撤去する際、そして処分する際にも運搬時や保管時にアスベストが飛散しないための対策が必要になります。

アスベストの除去方法(飛散防止対策含む)は、大きく3種類の方法に分かれています。

 

除去工法

 

除去工法は、アスベストが含まれた建材を取り除く工法です。ただし、解体費用や処分費用の他にも新たに設置する外壁材の費用などがかかるため費用は高額になります。自治体によっては補助金などの制度があります。

 

囲い込み工法

 

囲い込み工法は、アスベストが含まれた建材の上から新しい板状の建材を重ねて張るカバー工法です。アスベストが含まれた建材を撤去、処分する費用はかかりませんが新しい建材の下にアスベストが含まれた建材が隠れてしまうため、最終的に建物を解体する際には注意が必要です。

 

封じ込め工法

 

封じ込め工法は、アスベストが含まれた建材の上に塗装材などを吹付けて固めていく工法です。3つの方法の中でも最も費用を抑えることができますが、囲い込み工法と同じように建物を解体する際には注意が必要です。

 

除去する際の注意点

 

住宅に関するアスベストの除去は、対象となる建材が建築基準法で定められています。

 

・吹き付けアスベスト

・石綿含有吹き付けロックウール

 

この2種類の建材が使われている場合には、リフォームなどをする際に、原則としてアスベストの除去が義務付けられています。しかし、一般的な木造住宅にはあまり利用されていません。

 

アスベストの除去に必要な資格

 

アスベストの除去を行うためには、専門の資格や許可が必要です。

 

アスベスト診断士

 

アスベストが使用されているかや処理が必要かどうかを判断することが出来る資格です。また、アスベストの除去方法などに関する適正工事の判断も可能です。

 

石綿作業主任者

 

労働安全衛生法に定められた国家資格です。アスベストによる被害防止の式や監督を行うことが出来る資格です。

 

特定化学物質等作業主任者

 

労働安全衛生法に定められた国家資格です。アスベストの除去方法の監督を行うことが出来る資格です。

 

作業環境測定士

 

厚生労働省認定の国家資格です。アスベストの測定や分析を行うことが出来る資格です。

 

特別管理産業廃棄物管理責任者

 

アスベストの除去工事で出た廃材などを管理するための資格です。

 

産業廃棄物収集運搬許可

 

アスベストの除去工事で出た廃材の運搬や回収を行うために必要な許可です。

 

アスベストは直ぐに除去が必要?

 

住宅にアスベストが含まれた外壁が使われた場合には、直ぐに撤去が必要なわけではありません。外壁材などの含まれたアスベストはそのままの状態では、空気中に飛散するリスクは極めて低いとされています。

ただし、アスベスト含有外壁材の劣化が激しい場合(ひび割れなどが起きている)には、できるだけ早く対応を行った方が良いでしょう。

 

アスベストが含まれた外壁のメンテナンス方法

 

アスベストが含まれた外壁のメンテナンス方法は、工事によってアスベストが空気中に飛散してしまわない方法を選択する必要があります。ここでは、アスベストが含まれた外壁のメンテナンス方法について解説していきます。

 

カバー工法

外壁カバー工事

 

外壁カバー工法は、既存のアスベストが含まれた外壁の上から新しい外壁材を張る工法です。既存の外壁の解体撤去を行わないため、アスベストが飛散することはありません。カバー工法を行うことで既存の外壁と新しい外壁の2重構造となるため、遮音性や断熱性能の向上が期待できます。

しかし、建物自体の重量を軽くするために新しく設置する外壁材の種類は、基本的に金属製の外壁材に限られます。金属製の外壁材はデザイン性に乏しいというデメリットがありましたが、最近ではデザイン性の高い金属製サイディングも多くなってきています。

 

外壁塗装

外壁下塗り

 

外壁塗装は、アスベストが含まれた外壁のメンテナンス方法として、最も費用を抑えることができるメンテナンス方法です。既存の外壁の上から塗装材を重ねて塗る方法でアスベストの飛散も防ぐことができます。

ただし、外壁材の劣化が激しい場合には、作業中にアスベストが飛散してしまうこともあるので施工には注意が必要です。

 

まとめ

 

住宅に使用されている外壁の中にもアスベストが含まれている可能性はあります。2006年以前に建てられた住宅の場合には、アスベストが含まれているかどうかをしっかりと調査、確認することが大事です。

アスベストの除去またはメンテナンスを行う場合は、トラブル等を防ぐために、アスベストに関する知識や経験のある業者に依頼していきましょう。

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