外壁リフォーム

サイディングの反りや割れの適切な補修方法は?

2018年2月15日

 

サイディングは、メンテナンスが要らない外壁材とも言われていたのですが、年数が経つと「反り」や、「ひび割れ」たりと劣化するので、サイディングも定期的なメンテナンスが必要になってきます。

そんなサイディングに起こる劣化はどのようにして補修をしていけば良いのでしょうか?ここでは、サイディングの反りや割れる原因とその補修方法についてご紹介していきます。

 

サイディングの反りや割れの原因は?

 

サイディングの反りの原因

 

新築時では、サイディング材の表面に塗膜による防水機能がありますが、「紫外線や雨や風」によって塗膜も劣化が進んでいきます。

劣化したサイディング材は雨水を吸収するようになり、「膨張」します。そして、晴れた日にサイディング材が乾いて「収縮」してきます。この「膨張」と「収縮」を繰り返すことによってサイディング材が浮いたり反り返ってくるのです。

 

サイディングが割れる原因

 

サイディング材のひび割れの原因も2種類あります。

 

1つ目が、サイディング材の浮きや反りが酷くなり、ひび割れが起きるケースです。

2つ目が、コーキング材が劣化して硬くなって縮む事により、引っ張られて割れてしまうケースです。

 

どちらも、築8年過ぎ頃や前回メンテンナスから10年以上経過後に起こる症状となります。

 

サイディングの補修方法やその費用は?

 

サイディングの反りかえりの補修

 

サイディングの反りは目地の近くに、ビスを固定して補修を行っていきます。専用のビスを打ち込むことによって、「反りや浮き」が多少おさまります。

もちろん補修ですので、見た目の反りが完全に改善できないケースもあり、状況が悪い場合には張り替える方法が望ましいです。

 

補修費用

サイディングの浮き補修の費用は、1~3万円くらいが目安となります。外壁塗装と一緒に行う場合はサービスで行ってくれることが多いです。2階以上の作業の場合は、梯子での作業が難しいと足場が必要となります。

 

サイディングの割れ補修

 

サイディングの割れに対しては、コーキングで補修を行っていきます。割れた隙間に養生を行って、コーキングを打ち込んでからヘラで撫でてあげると綺麗に仕上がります。

ですが、コーキング施工後に塗装を行はないと補修が目立ってしまうため、単体の施工は注意が必要です。

 

補修費用

サイディングのひび割れやクラックの補修費用は、コーキングで施工する場合は1~3万円くらいとなります。

塗り替え費用とセットで行う場合は、平米あたり2,000円~2,500円前後です。

 

目地コーキングの補修

 

サイディングの中でも劣化が起こりやすいのがパネルとパネルのつなぎ目を埋める目地のコーキングです。

コーキングは劣化するとひび割れや剥がれなどが起こります。

このコーキングは、劣化したコーキングを剥がして、新しいコーキングに打ち替えて補修を行います。サッシまわりのコーキングは既存の上から増打ちを行っていくのが主流です。

コーキングの費用単価や施工方法はこちら>>

 

塗膜の剥がれや色あせ

 

塗装が剥がれたりチョーキング現象が起これば、建物の見た目が悪くなると同時にサイディングの防水性能が劣ります。

塗装の剥がれやチョーキング現象、色あせがあれば、塗り替えを行う必要があります。防水機能の低下は外壁が反りかえる原因となりますので、タイミングをみて外壁の塗装を行っていきましょう。

外壁塗装の費用相場について>>

 

補修やメンテナンスができなくなったら・・

 

サイディングの反りやひび割れを放置してしまい、補修では難しいケースもでてきます。こうなると補修や塗り替えだけでは対処出来ず、サイディング材の張り替えやカバーが必要になってきます。

劣化したサイディングの上から新品のサイディングを設置するか、古いサイディングは外してから新品のサイディングを設置する方法があります。

部分的に行う場合は張替え一択となりますが、同じサイディング材が無い場合は広範囲をカバーか張り替える必要があります。

 

補修費用

サイディングの張替えでは使用するサイディングの種類にもよりますが、平米あたり4,500円から6,000円前後の費用が必要になります。部分的な施工の場合は同じ材料があれば、5万円~10万円くらいとなります。(施工範囲によっても変わります)

 

サイディングの劣化状態の確認

 

サイディングの劣化は建物の老朽化を早めるので、数カ月や数年に一度、点検を行っておくとよいでしょう。

とくに地震台風などの自然災害があった後は、サイディングに異変が起こる可能性が高いので点検をおすすめします。

 

割れの確認箇所や症状について

反りや割れの確認

 

サイディング材の「反り」や、「浮き」「割れ」などの確認。

塗膜の劣化の確認

 

塗装が劣化すれば、触ると手に白い粉がつきます。これを「チョーキング現象」と呼びます。

このチョーキング現象が起きていないか、塗装が剥がれや「苔や藻」が生えていないかの確認。

 

コーキングの劣化の確認

 

目地のコーキングの「割れや、切れ目・隙間」ができていないかの確認。

 

築6年過ぎたら点検してみよう

 

「築6~10年」になってきたら、外壁の状態を点検していくことが大事です。とくに「コーキング」は、地域によって「築6~8年目」くらいでひび割れ・剥離が始まります。

外壁材も反りやひび割れ、塗装の剥がれや色あせなど、様々な不具合が出始める時期です。そのため、築6年以降は外壁の状態は気にしておくことが大切です。

外壁は、常に紫外線や雨風などの自然環境にさらされているため、一旦劣化が始まると状態が悪化するのが早いです。症状が悪くなるほど補修にかかるコストも高くなりますので、サイディングの劣化には十分に注意しておくことが必要です。

 

サイディングの反りの予防方法

中塗り

 

サイディングの反りは放置することで浮きや剥がれ、ひび割れなどの劣化が進行していきます。そうならないためにも、定期的なメンテンナスが必要となります。

ここではサイディングの反りの予防方法(対策)について紹介します。

 

外壁塗装

 

サイディングの反りの予防方法には外壁塗装が最適です。

サイディングの反りが発生する原因は、サイディング表面の防水機能が低下しているためです。サイディング材が雨水を吸い、晴れた日に乾いてを繰り替えす事で反りが出てきます。

そのため、定期的に外壁塗装をすることでサイディングの防水性能を回復させることで反りを防ぐことが出来ます。

 

コーキング補修

 

サイディング材の継ぎ目にあるコーキングですが、反りではありませんがここの劣化が原因でひび割れの原因となります。コーキングは劣化すると硬化するため、壁材を引っ張るため割れの原因となります。

とくに反りが出るほど劣化している外壁材はひび割れやすいため、コーキングの補修はとても大事になります。

 

最後に

 

サイディング材の表面の塗装は劣化しやすく、それを放置すると、サイディングの反りや割れが起こります。

反りや割れが発生した場合には、ビス止めやコーキングで補修を行っていきます。ですが、簡易的な不具合であれば補修でも問題ありませんが、サイディングも経年劣化でどんどん傷んでいきます。

築年数が浅い場合メンテナンス直後の不良を除いては、補修だけではなく適切な時期に外壁塗装などのメンテナンスを行う事をおすすめします。

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