塗料のグレード

ウレタン、シリコン塗料の特徴について

2017年7月3日

 

外壁塗装で使用する塗料は数多くあり、さらに期待耐用年数に応じて塗料のグレードがあります。

塗料のグレードは「アクリル」、ウレタン」、「シリコン」、「フッ素」の4つが近年では主流です。

この4つの中でもちょうど中間の「ウレタン」「シリコン」がよく使用されて人気がある塗料です。

この人気のウレタン」、「シリコンの特徴についてご紹介していきます。

 

ウレタン塗料の特徴

 

ウレタン樹脂は、塗装を行うと太陽の光で反射してピカピカとよく光ります。仕上がり後の、塗装を行った感が凄く出ます。

ウレタンは、塗料の密着性が高くて、動きのある「木部や鉄部」に適しています。

外壁塗装では、一昔前まではウレタン塗装が主流でしたが、現在は耐久性で「シリコン塗料」に劣るため外壁材の塗料としての使用は少なくなりました。

ですが「破風板、雨樋、雨戸」など付帯部分には現在もウレタン塗料が主流で使用されています。

また、トタン壁など鉄系の外壁材もはウレタン塗料がおススメです。

 

期待耐用年数:「8年~10年」

費用相場(25坪)「50万円~80万円(足場・付帯部分塗装含む)」

 

シリコン塗料の特徴

 

シリコン塗料は、安定した塗料の性質を持っていて、汚れやカビにも強く耐久性はウレタンよりも上です。

外壁塗装に、シリコン塗料を使うとその効果を発揮しますのでおススメです。

ですが、シリコンは動きに弱く「木部や鉄部」の付帯塗装などにはウレタンと比べて密着力は若干劣ります。

付帯部は、耐久性の面で考えると、そこまでシリコンもウレタンも変わらないため、コストの安いウレタンが選ばれています。

 

期待耐用年数:「10年~12年」

費用相場(25坪)「55万円~85万円(足場・付帯部分塗装含む)」

 

ウレタン・シリコンの使い分け方

 

例:一般的な木造2F建てのお宅

施工部位 塗料の種類
屋根コロニアル シリコン塗料
外壁サイディング シリコン塗料
目地コーキング 変性シリコン
破風板、雨戸、雨樋、換気フード、他 ウレタン塗料
鉄骨階段 ウレタン塗料
ベランダ手摺 ウレタン塗料
ベランダ床 ウレタン防水

 

このように施工箇所によって上手く塗料を使い分けていくこともできます。

 

最後に

 

ウレタン塗料もシリコン塗料もそれぞれ強みと弱みがありますが、現在ではそれぞれの特徴を生かして場所によってうまく使い分けられることが可能です。

外壁材に使用する場合は、少ない費用差で「2年」もシリコンの方が耐久性があるため、ランニングコストを考えるとシリコンでの塗装がおススメです。

それぞれの特徴とランニングコストを考えて判断して、最適な塗料を選んでいきましょう。

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