「外壁塗装はどの季節に行うのが良いのか?」という疑問を持たれている方も多いと思います。
「10~15年」に一度の大きなイベントですので、どうせなら塗装工事に適した季節に行いたいというのは当然の考えであると思います。
ここでは「春」、「梅雨」、「夏」、「秋」、「冬」 のそれぞれの季節で工事を行った場合のメリット・デメリットについてご紹介いたします。
春の塗装工事【3・4・5月】
メリット
空気が乾燥していて、塗料も乾きやすく塗装を行うには良い季節であると言えます。
施工する側にとっても、ちょうど良い気温で雨も少なく快適な作業ができます。
デメリット
人気の季節で、梅雨前に工事を終えたいという方が殺到します。
4月後半から5月初旬には、工事が埋まってしまい5月中に工事に入る事が出来ない場合があります。
梅雨の塗装工事【6・7月】
メリット
不人気の季節であり、比較的直ぐに工事をしてくれることが多いです。
また、割引交渉も業者によって行いやすいです。
雨が多い季節ですが、塗装工事を行ってもちろん問題ないです。
最近の塗料は、直ぐに乾きますので雨がすぐに降っても大丈夫です。(降った後には、塗装はできません。)
デメリット
雨が多いので、その分工期が延びます。
塗装工事の場合は、朝だけでも雨が降ってしまうとその日、「一日作業」が中止となります。
施工側も工事がなかなか進まなくて、頭を悩まされます。
夏の塗装工事【7・8月】
メリット
気温が高いため塗料の伸びが良く、乾きもとても早く作業効率が上がります。
また、日が延びて作業時間も多く取ることが出来ます。
デメリット
夏場は、塗料の臭いが悪化するため人によっては体調を崩される方もいます。
また、養生などで窓が開けられない為、エアコンを良く使いご家庭によって電気代が余分に多くかかる場合もあります。
施工側は暑さで熱中症になる場合や休憩も増えるため、作業効率は上がっても作業時間は変わらない場合が多いです。
秋の塗装工事【9・10・11月】
メリット
春に続いて、空気が乾燥していて、塗料も乾きやすく塗装を行うには良い季節であると言えます。
春と同様に工事を行うのに人気がある季節です。
デメリット
秋の10月頃は台風シーズンでもあります。
梅雨に続いて、工期が延びたり養生などが風で飛ばされて作業に影響が出ることもあります。
施工側は、台風の動きによって、段取りをしっかり考えなくてはなりません。
冬の塗装工事【12・1・2月】
メリット
窓を閉め切っていても、問題なく過ごせます。
塗料の臭いは、油性でもあまり気になりません。
現在の塗料は、良くなっており冬でも乾きに関しては問題ありません。
デメリット
塗料の乾きが他の季節よりも少し悪く、作業効率が少し下がります。
日が短く、16時くらいには真っ暗になってしまい作業時間が短かい。
そのほか気温が低くく、屋根などが凍結して作業が出来ない場合があります。
また、雪が降ってしまうと作業はストップしてしまいます。
外壁塗装工事に季節は関係ない?
外壁塗装を行うのに「季節」を気にする方も多いですが、「品質面」だけで言うと、どの季節で塗装を行っても変わりはありません。
使用塗料も進化しており、どの季節でもその性能を発揮できる仕様となっているためです。
もちろん「品質面」以外では多少の違いがあって、「塗料の臭い」や「工期の延期」など気になる方は「春・秋」に行うのが無難でしょう。
夏場はとくに、塗料の臭いが気になり、梅雨や冬場は工期が延びやすいという場合もあるからです。
ですが季節を気にするよりも、もっと大事なのは「業者選び」です。
どのような季節で行っても、施工する業者によって「品質が変わり」、「作業中の配慮」の仕方が大きく異なるからです。
季節も気になるとは思いますが、まずは丁寧な施工を行ってくれる業者を探して、施工時期など相談していく流れがべストです。
最後に
外壁塗装を行うには季節によって、メリット・デメリットがありますが基本的には、どの季節でも外壁塗装は可能になってきています。
もちろん、お住まいの地域によっては季節の影響は出ると思います。
ですが大事なのは、工事を「やろう!!」と思った時が一番のタイミングだと思います。
季節性のメリットデメリットも踏まえながら、ご自身のタイミングで工事を行うのがおすすめです。