
横浜市金沢区のA様邸にて、サイディング壁の塗装工事を行いました。
新しく戸建て物件を購入されて、入居時に合わせて外壁のメンテナンスのご要望を受け対応させていただきました。
今回は、「外壁塗装、コーキング、バルコニー防水、付帯部塗装」と一式行っていきましたのでその施工事例をご紹介します。
外壁の劣化状況

サイディング壁の継ぎ目のコーキングが劣化していました。築13年目でしたので、年数相応の劣化が起きています。
継ぎ目から雨水が入り、サイディングの浮きや割れ、内部が傷む原因となってしまいます。

サイディング材のひび割れも複数箇所でみつかりました。

破風板の色あせやコーキングの劣化もみられました。雨水が入って剥離などの原因となります。

雨樋の日焼けによる色あせもみられました。日焼けによって割れやすくなります。

そのほか、板金材の釘浮きも発生していました。

バルコニーの防水も汚れて藻やカビが発生していました。
サイディング壁塗装工事の施工事例
高圧洗浄

外壁に付着した汚れや藻、カビなどを高圧洗浄で綺麗に洗い流していきます。

バルコニーも同様に洗っていきます。
汚れがひどい場合にはバイオ洗浄を行うことがあります。バイオ洗浄について>>

高圧洗浄後、板金の釘浮き補修や下地調整等も一緒に行っていきます。
コーキング打ち替え工事

外壁が乾いてからコーキング工事を行っていきます。劣化したコーキングをまず撤去していきます。

次にプライマーを塗っていきます。

マスキングテープで養生を行っていきます。

目地に新しいコーキング材を充填していきます。

ヘラ等でコーキングを整えていきます。その後養生を剥がして完了です。
外壁塗装工事

コーキング工事完了後、外壁塗装に入っていきます。
まずは、建具まわりにビニール養生を行っていきます。

養生後に、いよいよ塗装作業に入っていきます。塗料の材料は「アステックペイントのスーパーラジカルシリコンGH」を使用していきました。ラジカル系の塗材で14年前後の耐久性が期待できます。

下塗りを行っていきます。

下塗り後、スーパーラジカルシリコンGHを塗布していきます。

本塗りは、中塗り、上塗りと計2回塗って仕上げていきます。

塗装回数の違いで、見た目や耐久性に影響がでるため必ず2回以上塗ります。

バルコニー部分の外壁は色を変えたツートンカラーで塗装を行っています。
下塗り、中塗り、上塗りと計3回塗って外壁塗装は完了となります。
外壁塗装でツートンカラーにする場合のやり方や注意点について詳しくはこちら>>
付帯部塗装工事

外壁塗装と並行して付帯部分の塗装も行っていきます。

雨樋、破風板、各種板金を下地調整後、計2回塗っていきます。

シャッターBOXは、BOX部分だけ塗装します。

最後にバルコニー部分のトップコートを入れて全行程完了となります。
サイディング壁塗装工事のビフォーアフター
施工前

施工後

施工前

施工後

施工前

施工後

工事期間は12日間でした。
塗装を行うことで美観も良くなりますが、防水効果が戻り素材を保護することができます。
最後に
外壁は年数が経つと細部の劣化した隙間から雨水が入り、外壁材や内部を傷めてしまいます。
放置期間が長いほど、浮きや割れや腐食が広がるため、塗装によるメンテナンスは10年を過ぎたら早めの検討をおすすめします。

