施工実績|外壁リフォーム

横浜市都筑区|帯板(おびいた)板金巻きの施工事例

2021年1月11日

帯板・幕板

 

横浜市都筑区のN様邸にて、帯板(おびいた)の板金巻き工事を行いました。

帯板とは、幕板(まくいた)とも言われており、建物の真ん中くらいに取付けてある板のことです。

主に意匠性向上の目的のため、取付られています。

素材は、破風板と同様の素材が多く、「ラワン材、ケイカル板、窯業系」などがあります。

今回は、そんな帯板のメンテナンスを行っていきましたので、ご紹介していきます。

 

帯板の劣化状況

帯板腐食

 

N様邸の帯板に使われている素材は「ラワン材」でした。

耐久性の高い木材とも言われていますが、20年以上経過すると、塗装を行っても剥がれやすくなり、腐食してしまうことがあります。

腐食してしまうと、塗装によるメンテナンスは難しくなり、「板金を巻くか張り替える」必要があります。

今回は、帯板のみの軽度の腐食であったため、下地調整を行い板金巻きで仕上げていきました。

 

帯板板金の施工事例

 

2Fの破風板や雨樋交換も行ったため、仮設足場を設置してから工事を行っていきました。

帯板単体工事の場合でも、梯子での作業は効率が悪く、施工する長さによって必要となります。

 

板金釘打ち

 

実際の作業では、あらかじめ寸法を測り、工場で加工したもの用意して現場で取付けていきます。

使用材料は、ガルバリウム鋼板材をカバーすることが多いです。

このガルバリウム鋼板は、耐久性が高く、一度取付けを行ってしまえば、色褪せはしますが「20年以上」はメンテナンスが不要と言われています。

色の種類も豊富で、こげ茶系や白系の色がよく使われます。

 

板金取付け

 

このガルバリウム鋼板を帯板に釘留めしていきます。

 

板金釘打ち

 

継ぎ目がないように、きっちりと取付けていきます。

 

帯板板金仕上がり

 

基本的に帯板は、ぐるりと建物一周、取付けのあることがほとんどです。

その帯板の板金をすべて巻き終えたら完了です。

汚れ等が付着するため、最後にきれいに磨いてからお引渡しとなります。

 

帯板板金のビフォーアフター

 

施工前

帯板施工前

施工後

帯板板金施工後

 

工事期間は、約1.5日で仕上がっています。

ビフォーアフターの写真では、見た目の変化がわかりづらいですが、板金を巻いたことで全体的に引き締まり、美観が向上します。

塗装では得られない、仕上がりとなるのがまた魅力となります。

 

最後に

 

帯板は、意外と雨風の影響を受けやすく痛みやすい箇所です。

外壁と一緒に定期的に塗装を行っても、帯板だけすぐに剥がれてしまうことも多いです。

そのため、帯板に剥がれや腐食が目立つようになりましたら、この板金巻きをご検討してみてください。

一度、板金を巻いてしまえば、メンテナンスが長期的に不要となり、美観も向上するためおすすめです。

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