横浜市旭区にて、I様邸の外壁塗装の施工事例を、ご紹介したいと思います。
築25年の住宅にお住いのお客様でしたが、以前1度塗装工事を行っていただいており
経年劣化はありますが、大きな外傷は見受けられませんでした。
”見た目きれいなのに塗装しなくちゃいけないの???”
という疑問も多く、そのご質問も含め、今回はご説明していきたいと思います。
外壁の劣化状況
ひび割れ
藻
左側の写真には、クラック。 右側の写真はコケ・藻が見受けられます。
お住いの地域や、環境により劣化のスピードや種類は様々です。
ポイント
例え
・海沿いの住宅 ⇒ 潮風にあたり金属製の付帯部がサビてしまう。
・湿気が多い環境 ⇒ 藻やコケが外壁に発生してしまう。
”海沿いでもなく、湿気もそんなに気にならないから塗装はまだ早いんじゃない?”
その答えはNOです。
見た目や環境に関係なく、塗装のメンテナンスは8年~10年に一度、必ず必要です。
日々の日差しや、雨風から少しずつお家は痛み始めていきます。
痛みが目立ってきてからでも遅くない場合もありますが、目立つ前のメンテナンスが
大きな外傷を防ぐ重要なポイントになります。
外壁塗装の流れ
高圧洗浄
モルタル洗浄
タイル洗浄
プロ用の高圧洗浄機を使い、外壁の汚れやコケを水洗いをして落としていきます。
タイルの目地には、コケや藻が発生しやすいので目地に沿って丁寧に汚れを取り除いていきます。
養生
塗装をするにあたり、塗料の飛散を防止するために、窓やタイルなど、塗装しない部分を養生をしていきます。
工事期間の間は窓を開けられなく、換気やお洗濯ができない状態になってしまいます。
そのため、できるだけ早く開放できるように、窓が多い面を先行して仕上げるなど、お客様と職人とご相談しながら施工を進めていきます。
補修
上部に映っているローラーは、普段外壁を塗っているローラーと違いごつごつしています。
これは。砂骨(さこつ)ローラーといい、外壁に模様をつけることができます。
劣化してはがれてしまったリシン壁を、このように凹凸をつけることにより周りとなじませることができます。
塗装(外壁)
外壁塗装は基本的に、3回塗料を重ねて塗っていきます。
下塗り(1度目)
仕上げの材料の密着をよくするための工程になります。
中塗り(2度目)
上塗り(3度目)
中塗りと上塗りは同じ色ですが、乾くと色が濃くなります。
今回使用した材料は、日本ペイントのパーフェクトトップです。
こちらの材料は、多くの材料で塗装経験がある職人さんも驚くほどに艶がきれいにでる材料です。
美観もありながら、高い防水性もあり雨や結露にも強いといわれております。
付帯部の塗装
雨樋
シャッターBOX
水切り
上から順に、雨樋・シャッターBOX・水切りなどを溶剤の塗料を使い2度塗っていきます。
金属製など、サビやすい箇所にはより強力なサビ止めを必要に応じて塗布していきます。
ベランダ防水
施工前
施工後
今回塗装をするにあたり、ベランダの防水工事も一緒に施工しました。
下塗り(プライマー)を行い、上塗り(トップコート)を行い仕上げていきました。
見た目がきれいになっただけではなく、防水材を塗布することによって雨水が流れやすく水がたまることを防いでくれます。
外から目立たないベランダですが、快適に過ごすためにもメンテナンスは必要ですね。
まとめ
外観にそこまで目立つ外傷がない住宅でも早めの対策が必要です。
サビてしまうと鉄部に穴が開いて雨水が侵入してしまったり、雨漏りがクラックやベランダから進行しててきます。
本来塗料や防水材でカバーできる程度の劣化が、内部から痛んでしまうと交換やリフォームといった大がかりな工事になってしまい、コストも大幅にかさんでしまいますので注意が必要です。
先にも述べましたように、なってからではなく、なる前の早めのメンテナンスがお家の劣化速度と美観を保つためのポイントになります。
8年~10年塗装していない、うちはもう塗り変え時期?
などご自分では判断ができない場合はお気軽にご相談ください。