川崎市中原区のS様邸にて、ベランダの防水工事を行いました。
新築時から一度も防水工事をされておらず、ベランダ床の防水機能が低下されていました。
今回、屋上の雨漏り修理と一緒に防水工事を行っています。
その施工事例をご紹介します。
ベランダの劣化状況
ベランダの床に、ひび割れや旧塗膜の(トップコート)の劣化が発生していました。
雨水を吸収して内部を傷める原因となっています。
防水工事の施工事例
初日に、高圧洗浄(水洗い)を行いました。
床にたまった汚れを綺麗に洗い流す作業を行っていきます。
一日ほど乾かしを行い、下地調整に入っていきます。
皮すきなどで、凹凸部分を削っていきます。
削った部分の清掃を行っていきます。
ひび割れ部分に、プライマーを入れていきます。
続いて、ひび割れ箇所にカチオンを塗っていきます。
カチオンをならします。
次に、目地の部分に、プライマーを塗っていきます。
プライマーが乾いたら、速硬化タイプの変成シリコーンを目地に打ち込んでいきます。
コーキングをヘラでならしていきます。
これで、防水施工前の下地処理の完了です。
下地処理が完了したら、全体に下塗りを塗布していきます。
下塗り材にはベストシーラーK+Kパウダーを使用しています。
下塗りが乾いたら、中塗りを入れていきます。
中塗り材には、アトレーヌ水性防水材を使用していきました。
中塗りが乾いたら、再度上塗り(水性アトレーヌ)を入れていきます。
中塗り・上塗り施工後に、仕上げにトップコート(アトレーヌ水性トップSG)を入れていきます。
しっかりと乾かしを行い、最終チェックして完了です。
ベランダ防水を計3箇所行いました。
施工日数は、4日間でした。
工事のまとめ
ベランダの床は、劣化すると屋根と同様に雨漏りリスクがとても高い箇所です。
「8年~10年経過」してきたり、「ひび割れなどが発生」してきたら、メンテナンス時期に入っていると考えてよいと思います。
雨漏りしてからでは遅い場合が多いので、早めのメンテナンスをおすすめします。
ベランダ防水工事は、工程ごとに乾かす時間が必要で工期がとてもかかります。
乾かずに次の工程に進んでしまうと、耐久性に影響がでるためです。
そのため、外壁塗装に比べて施工面積が少ないのに、費用が割高になってしまいます。
単体で防水工事を行うと割高になりやすいので、「外壁塗装工事」など一緒に行うと、手間や経費が削減できますので費用を抑えられやすいです。
ベランダ防水を行う際は、劣化状況やタイミングをしっかりと計画して工事を行っていくと良いでしょう。