付帯塗装

軒天塗装の単価と施工方法について

2017年8月18日

 

軒天は、屋根が外壁より出ている部分の裏側にある箇所です。

使用材料は、ベニヤ板が主流ですが、現在はケイカル板などの耐久性が良いものが使用されており、メンテナンス頻度も外壁塗装と一緒の塗装で問題ないレベルまできています。

ここでは、軒天の「劣化状況」や塗装した場合の「費用(目安)」「施工方法」についてご紹介していきます。

 

軒天の劣化

 

軒天はとくに素材がベニヤの場合、経年劣化によってシワになって穴が空くなど大変なことになります。

穴が空くと、そこから雨水が入り込んで雨漏りの原因になり、そのほか鳥の巣ハチの巣ができたり、ハクビシンなど動物が侵入することもあります。

軒天が剥がれたり、穴が空いてしまった場合には、そのままでは塗装ができません

塗装を行う前に、先に軒天の張替えやカバーを行っていく流れとなります。

そうなってしまうと費用も上がるため、傷む前に塗装を行っていくことが逆に予算を抑えられます。

 

カビや汚れの付着

 

耐久性の良い、ケイカル板でも劣化し汚れます。

カビや汚れが付着して美観も損なわれます。

材質問わず軒天は定期的な塗装を行って、美観の維持と防水効果を高めていくことが必要です。

また築20年~30年で、「軒天の張替えやカバー工事」も視野に入れていく流れとなります。

 

軒天塗装の費用と単価

 

軒天塗装「ケンエースGⅡ使用」計2回塗り

単価:「¥1,000~¥1,500円/㎡」

 

軒天単体の塗装の場合、「㎡数」が少ない場合には¥25,000円~」。一般的です。

少ない「㎡数」で、単価計算してしまうと、交通費、手間賃で割に合わなくなってしまうからです。

また、2F作業の場合には、別途足場費用が必要になります。

梯子を使って作業することもありますが基本的には足場の設置は必要となります。

仮設足場費用相場 ¥30,000~¥100,000円」(施工範囲によって、費用は大きくなります)

仮設足場の設置費用についてはこちら

単体の塗装では、仮設足場費用だけでも高額ですので、一緒に他の付帯部分や外壁塗装も検討してくと良いでしょう。

 

軒天塗装の施工方法

 

破風塗装の施工手順

  1. 仮設足場設置(状況による)
  2. 各種養生
  3. 下地調整
  4. 下塗り
  5. 上塗り(仕上げ)

 

軒天の塗装では、単体の場合には他の外壁や付帯部分に塗料が付着しないように念入りに養生を行っていきます。

次に研磨パッドなどで下地の調整を行い、凹凸箇所にはパテにて補修を行い平らに仕上げていきます。

塗装作業では、基本的に「下塗り」「上塗り」と2工程で仕上げていきます。

軒天に使用する塗料は「NAD系塗料」がおススメです。NAD系塗料は、下塗り(シーラー・錆止め)が必要なく2回塗りで済み効率の良い塗料です。

キレイに雨染みなども消すことができます。

最後に、養生を解体して、清掃を行い完了となります。工期は、軒天の乾き具合もありますが「1日作業」の場合が多いです。

 

最後に

 

軒天は、劣化して「剥がれたり・穴あき」が発生すると大工工事も絡みますので、早めの塗装がおススメです。

とくに、ベニヤ板の場合には定期的な塗装が必要となってきます。

ケイカル板の場合でも、外壁塗装を行う際に一緒に塗装を行っておくと綺麗な美観が保たれます。

単価的にも、外壁塗装と一緒に行った場合の方が費用が割安です。反対に軒天単体の場合は、外壁などに養生を行う必要があり手間がかかるため、どうしても割高となってしまいます。

軒天のメンテナンスは、適切な時期に効率よく行っていきましょう。

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