外壁塗装は、老朽化を防ぐためもそうですが、入居率を高めるためにも定期的に必要なメンテナンスです。
ですが、マンションの外壁塗装となれば高額な費用がかかります。
大規模な工事になるのは間違いありませんが、その費用はどれくらいになるのでしょうか?
こちらでは、マンションの大きさや塗料別にみた費用相場についてご紹介していきます。
マンションの外壁塗装の費用相場
マンションの外壁塗装にかかる費用相場
建物の階数 | 費用の相場 |
3F建て | 200万~400万円 |
4F建て | 350万~550万円 |
5F建て | 450万~650万円 |
6F建て | 550万~750万円 |
7F建て | 650万~850万円 |
8F建て | 750万~950万円 |
9F建て | 850万~1050万円 |
マンションの外壁塗装には、「300万円から1000万円」ほどの費用がかかります。
建物の大きさによって塗装面積が違ってきますから、もちろん大きな建物ほど費用も高額になります。
また、塗装に使う「塗料の種類」により大きく異なってきます。
また「劣化の進行状況」や「建物の立地条件」なども影響してきます。
塗料によって費用相場が大きく違う?
外壁塗装の塗料別の費用単価
塗料の種類 | 耐久年数 | 費用相場 |
アクリル | 5~7年 | 1200~1500円/㎡ |
ウレタン | 8~10年 | 1800~2500円/㎡ |
シリコン | 10~12年 | 2000~2800円/㎡ |
ラジカル | 15年 | 2000~3000円/㎡ |
フッ素 | 18~20年 | 3500~4500円/㎡ |
外壁塗装に使う塗料は、さまざまな種類があり、耐久年数が長い塗料ほど費用もかかってきます。
大規模なマンションは、塗装面積も広いので「塗料の違い」によって、その費用も大きく異なってきます。
アクリル塗料
現在ある塗料の中で、費用が一番安いのがアクリル塗料です。
費用は安ですが、耐久年数が「5年から7年」と短いため、マンションやアパートの塗装では、ほとんど使用されません。
マンションでは、足場の費用が高額です。
一度の塗装で少しでも次回の塗装までの年数を持たせるためにも、上位ランクの塗料がおススメです。
ウレタン塗料
ひと昔前までの標準塗料だったのがウレタン塗料です。
ウレタン塗料は防水性が高く、費用が比較的安いという特徴があります。
耐久年数は「7年から10年」ほどです。
4階建てのマンションの場合、現在の標準塗料のウレタン塗料なら「350万円」が相場となります。
シリコン塗料
現在の標準塗料となっているのがシリコン塗料です。
シリコン塗料にはこれといった弱点がない優秀な塗料で、耐久年数も「10年から12年」と長くて費用対効果も高いです。
4階建てのマンションの場合、現在の標準塗料のシリコン塗料なら「430万円」が相場となります。
ラジカル塗料
近年、新しく開発された塗料で、人気が出始めているのがラジカル塗料です。
シリコン塗料とフッ素塗料のちょうど間を取った耐久性で、その年数は「15年」と長く、費用もシリコン塗料とほとんど変わりがありません。
4階建てのマンションの場合、ラジカル塗料なら「450万円」が相場となります。
フッ素塗料
耐久性が高い高級塗料がフッ素塗料です。
フッ素塗料はスカイツリーや六本木ヒルズなどの有名な建物には必ず使用されている塗料で、耐久性が極めて高くその分費用も高くなります。
耐久年数が「15年から20年」と長いのが魅力です。
4階建てのマンションの場合、高級塗料のフッ素塗料なら「550万円」ほどが相場となります。
塗料はシリコンが主流
この他にも、セラミック塗料や特殊塗料などさまざまな種類の塗料があり、その種類によって耐久性や費用が大きく異なってきます。
マンションの外壁塗装の費用は、この塗装のグレードと塗る広さによって決まってくるのです。
上記の費用単価では、「材料費」以外に、もちろん「職人の人件費」、「足場代」、「現場管理費」など工事に必要な経費がすべて含まれています。
さまざま塗料の種類がありますが、通常のマンションの外壁塗装では、「シリコン塗料」が主流で使用されています。
マンションの外壁塗装は劣化状況でも費用が変わる?
外壁材の表面に「大きなひび割れ」が多数発生していたり、外壁材からの「雨漏り」によって、外壁塗装を行う前に修理が必要となるケースがあります。
主に、モルタル壁では、「ひび割れのコーキング補修」、タイル壁では、「タイルの交換」などを行ってから塗装に入っていきます。
雨漏りしていた場合には、「雨漏り箇所」の特定やその「修理作業」に大きく費用がかかることがあります。
雨漏り調査では、「散水調査」、「サーモグラフィー調査」など行う場合には有料となってしまいます。
実際の雨漏り修理では、「外装・内装の張替え・交換」などの費用が被害状況によってかかってきます。
知っておきたい外壁塗装工事中の注意点
外壁塗装にかかる期間は50戸未満で、およそ「3か月ほど」かかります。
長い期間かかるので、工事を行う場合には、注意しておきたいことが何点かあるのでご紹介します。
洗濯物が干せない期間がある
外壁塗装では、高圧洗浄(水洗い)や養生や塗装を行う際に、ベランダに洗濯物が干せなくなります。
工事期間中では、干せる日と干せない日がありますので、居住者とトラブルにならないように、しっかりと確認を行っていく必要があります。
工事中に騒音が出る
仮設足場の組立、解体時、高圧洗浄を行う際に、騒音が発生します。
足場をハンマーで叩く音や機械音がそれなりに出ますので、居住者の方に説明を行っていく必要があるでしょう。
塗料の臭いがでる
塗装工事中は、塗料の臭いがどうしてもでてしまいます。
そのため居住者からクレームになる可能性があるので、説明を十分に行う必要があるでしょう。
最近は臭いを押さえた塗料が開発されていますが、それでも多少の臭いはしてしまいます。
外壁塗装で使用される塗料は、密着性が高く耐久性も高い油性の溶剤が使用されるので、臭いがきつくなってしまうのです。
塗料の耐久性や費用と同時に、臭いに関しても業者としっかりと打ち合わせして決めることが大切です。
まとめ
マンションの外壁塗装にかかる費用は、主に「建物の大きさ」や「塗料のグレード」に左右されます。
また、足場代が高額なので、コストパフォーマンスを考えた塗料選びがとても重要となってきます。
そのほか、外壁材の劣化状況によって、プラスで追加費用もかかってくる可能性もあるため注意が必要です。
外壁塗装の費用相場は、あくまで参考程度となるので、実際にお見積りを取ったら大幅に違うケースもよくあります。
正確に知るためには、やはりしっかりと現地調査を行う必要があります。
お見積りを依頼する場合には、塗料を何パターンかで分けた費用をだしてもらうと比較できるためおすすめです。
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