塗装費用(目安)

ジョリパッド壁の特徴と塗り替え費用について

2018年6月6日

 

ジョリパッドとは仕上げ材の種類の1つで、フランスからやってきたアクリル系の塗装剤のことです。

多くは外装用に使われていますが内装にも使われます。

「耐久性、耐火性」に優れ、「コケやカビ」にも強い砂壁状で、近年注目を集めている塗り壁です。

そんなジョリパッド壁ですが、経年劣化でひび割れなど発生するため、メンテナンスが必要な仕上げ材の一つです。

ここでは、ジョリパッド壁の特徴や塗り替え費用について、ここではご紹介していきます。

 

ジョリパッド壁の特徴について

 

外壁材の種類には、主に「モルタル壁」「サイディング壁」があります。

モルタル壁は、昔から使用されていますが、現在ではデザイン性や簡易的な施工面から7割の建物でサイディング壁が選ばれています。

そんな中、モルタル壁のデザイン性を向上させるために「ジョリパッド仕上げ」による建物が年々増えてきています。

 

ジョリパッド壁とは?

 

モルタル壁は、セメントと水を混ぜて形成されている外壁材です。

このモルタル壁の仕上げとして使われるのが先述の「ジョリパッドでの塗装」なのですが、こちらはお洒落な仕上がりの壁になるため、外壁にもこだわりたい方には特におすすめです。

水に薄めて吹き付け塗装はもちろんのこと、ローラーやコテで模様をつけたりすることもできます。

現場ごとで、デザインの変更が可能で、職人さんの腕によって仕上がりのクオリティは変わってきますが、ジョリパッド塗装で仕上げた外壁はセンスの良さが光る事でしょう。

 

ジョリパッド壁もメンテナンスが必要?

 

ジョリパッド壁にも「10~15年」を目安に外壁塗装を行う必要がでてきます。

ジョリパッド表面に「ひび割れ」「塗料の色あせ」によって、防水機能が低下して内部に雨水がまわり壁面を傷めてしまうためです。

また、色合いによっては、「汚れやカビ、コケや藻」などが目立ちやすく、美観を損ないます。

一般的なモルタル仕上げと比べて「色あせ」はしにくいですが、それが原因で「ひび割れ」などの劣化に気づかずメンテナンスを放置してしまう人も多いです。

気づいた時には、内部の下地が腐って、素材が剥がれたりするケースもありますので注意が必要です。

 

ジョリパッド壁の塗り替え費用は?

 

ジョリパッド壁の塗り替え費用:「¥60万円~100万円」

 

ジョリパッド壁を塗り替えた場合には、一般的なモルタル壁を塗り替えた場合とさほど費用は変わりません。

塗装方法や使用塗料によって値段は変わりますが、一般的なローラー仕上げは「約4000円/㎡」の相場価格となっています。

 

参考価格表:シリコン塗料使用の場合

建坪(塗り面積) 塗り面積価格 仮設足場 付帯部塗装 合計
20坪(86㎡) 34.4万円 12万円 10万円 56.4万円
30坪(128㎡) 51.2万円 14万円 10万円 75.2万円
40坪(156㎡) 62.4万円 16万円 12万円 90.4万円

 

※上記の単価では、「塗装3回塗り、高圧洗浄、下地調整、各種養生、現場管理」の費用も含まれています。

 

ジョリパッドの塗り替えに使用する塗料は?

 

ジョリパッド壁には、専用の塗料が何種類かあります。

 

  • アイカ工業㈱ ジョリパッドパフレッシュ(油性 ウレタン系)
  • SK化研㈱ アートフレッシュ(油性 シリコン系)
  • 日本ペイント㈱ インディフレッシュセラ(水性 シリコン系)

 

どの塗料も艶消しとなります。

ジョリパッド壁には、そのまま質感を保つために専用の塗料を使用して塗り替えていくことが基本となっています。

この中でも、アイカ工業の「ジョリパッドフレッシュ」が多く使用されています。

ジョリパッド壁は、もともとアイカ工業で開発されていますので、純正の塗り替えとなると「ジョリパッドフレッシュ」がベストでしょう。

外壁塗料のジョリパットといえばアイカ工業

ですが、アイカ工業のジョリパッドフレッシュは「ウレタン系」ですので、耐久性を考えると「油性シリコン系のアートフレッシュ」がおすすめです。

作業面で考えると、モルタル壁に相性の良い「水性シリコン系のインディフレッシュセラ」がおすすめとなります。

インディフレッシュセラは塗料の伸びも良いため、作業日数が短縮でき、費用単価も少し安く抑えられます。

 

専用塗料以外でも塗り替えはできるのか?

 

ジョリパッド壁にでも、その質感は失われてしまいますが、一般的なモルタル壁で使用する塗料と同じ塗料も使用できます。

耐久性にこだわるのであれば、「シリコン系」の上をいく、「ラジカル系」「フッ素系」を使用していくのも良いでしょう。

ですが、ジョリパッド壁の独特のザラザラした感じや凹凸があるデザインはなくなり、丸みを帯びた仕上がりにはなります。

デザイン性にこだわるのか、耐久性にこだわるのかを考えて塗料を選んでいくと良いでしょう。

 

最後に

 

モルタル壁の仕上げとして使われるのが、「ジョリパッド塗装」となります。一般的なモルタルよりも、独特なデザイン性があり人気がでている外壁材です。

ジョリパッド壁も塗装によるメンテナンスが必要で、その塗り替え費用は「モルタル塗装」を行った場合とさほど変わりません。

正確に費用を出すには現地調査と打ち合わせを行うしかありませんので、気になる方はお見積りをご依頼ください。

塗料の種類はジョリパッド専用のものもありますので、質感を選ぶのか耐久性を選ぶのかで、どの塗料を使用していくのか選定していきましょう。

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