塗料のグレード

遮熱塗料の特徴やメリット・デメリットについて解説

2019年8月6日

 

省エネ志向が高まり、家屋でもなるべく電気を使わずにすむ機能や、設備が求められています。

そこで注目を集めているのが、「遮熱塗料」です。

とくに、夏場に活躍する遮熱塗料ですが、どのような特徴やメリット、デメリットがあるのでしょうか?

 

遮熱塗料の特徴は?

 

遮熱塗料とは熱を反射する働きがある塗料で、「高日射反射率塗料」とも呼ばれています。

熱を反射して室内の温度が上がりにくくさせる効果があるのが、最も大きな特徴です。

 

温度上昇は太陽光の何が影響する?

 

遮熱塗料の前に、太陽光の影響について説明します。

太陽光は「紫外線領域」「可視光線領域」「赤外線領域」の3つの波長に分かれています。

 

【紫外線】

紫外線は、外壁などの塗料を劣化させます。

【可視光線】

可視光線は、人が目で認識できる波長の光です。

【赤外線】

赤外線は物質に吸収されやすく、吸収された赤外線は熱へと変化します。

 

ココがポイント

太陽光による温度の上昇は、この赤外線の働きによるものです。

 

遮熱塗料の効果

 

遮熱塗料を外壁に使うと太陽光を反射するので、赤外線が屋根・外壁に吸収されにくくなり、室内の温度も上がりにくくなる効果があります。

といっても、室内の温度が極端に下るわけではありません。

塗料メーカーのデータによると30度以上の気温の場合、一般的な塗料とJIS規格の遮熱塗料との気温差は「1.7度~2.2度程度」とのことです。

2度前後しか温度が低くならないのか……とガッカリされる方もいるかもしれません。

しかし室内の温度が2度下がれば、10%の電気代が節約できるといわれています。

わずか2度であっても、かなりの効果が期待できるのです

 

遮熱塗料のメリット

 

遮熱塗料のメリットは太陽光を反射する効果によって、「電気を節約できる」ことです。

さらに、屋根・外壁の「傷みを防止」する効果もあります。

とくに外壁は熱さと冷たさの温度差によって伸びたり縮んだりします。この伸び縮みは、外壁の劣化の原因の1つです。

しかし遮熱塗料を使うと、外壁の温度上昇を抑えてくれますから、伸び縮が少なく傷みにくくなるメリットがあります。

遮熱ウレタン塗料で「一般のシリコン塗料」と同程度の価格なので、そこまで「コストがかからない」のもメリットといえます。

 

遮熱塗料のデメリット

 

遮熱塗料のデメリットは、「汚れに弱い」ことです。

塗面が汚れると太陽光線を反射する効果が低下するので、熱を吸収しやすくなります。つまり、汚れると遮熱効果が薄れるのです。

このため遮熱塗料は、低汚染性能が付いたものをおすすめします。

また、屋根・外壁が白い(明るい)場合、遮熱塗料を塗ってもあまり効果が期待できません。

白はもともと、太陽光線を反射しやすい色だからです。

このほか、色味が少ないので希望する色がないことが多いのもデメリットといえるでしょう。

 

大手メーカーで販売されている塗料の種類

 

遮熱塗料はさまざまなメーカーから販売されていますが、大手メーカーの商品としては日本ペイントの「サーモアイシリーズ」があります。

下塗りによる反射性能、上塗りでは赤外線透過混色技術を採用し、赤外線を吸収させることなく透過させることで、下塗りの遮熱効果を最大限に引き出します。

このほか、エスケー化研の「クールタイトシリーズ」もよく知られています。

 

最後に

 

特に夏に室内の温度を下げる効果がある遮熱塗料。

太陽熱を反射させることによって、ヒートアイランド対策にもなる点が注目されています。

日本の夏は暑く、猛暑に悩まされる日々が続きますが、遮熱塗料を用いることでクーラーの使用量を抑え、節電効果が期待できます。

地球温暖化が進む現代において、需要の高い塗料といえるでしょう。

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