横浜市南区M様邸にて、窯業サイディングの塗装、コーキング、ベランダ防水工事の施工を行いました。
築20年目で、前回の塗膜の劣化(チョーキング)の発生とコーキング材が劣化しており、今回が2回目の外壁塗装工事でした。
建坪は60坪あり、工期は2人で半月程かけて丁寧に施工を行いました。
SK化研のプレミアムシリコンで仕上げましたので、その施工事例をご紹介します。
劣化状況
コーキング材が剥離して隙間ができていました。
窯業サイディングのコーキングは、「7~8年」ほどで劣化が始まります。
隙間が生じるとそこから雨水が侵入して内部を傷めてしまいます。
バルコニーの防水塗膜の劣化が発生していました。
塗膜が劣化すると外壁同様にチョーキング現象や塗膜のひび割れが起きます。
また、バルコニーの防水が劣化すると、直接雨水が内部に入ってしまいます。
外壁塗装の施工手順
仮設足場を設置後に、高圧洗浄(水洗い)を行い、約10年分の汚れをキレイに洗い流していきます。
高圧洗浄で汚れを洗い流したら、一日程乾かしていきます。
翌日から、窯業サイディングの壁と壁の継ぎ手部分にあるコーキングの打ち替えを行っていきます。
既存の古いコーキング材を一度剥がしてから、新しいコーキング材を打ち込んでいという流れです。
次に、ビニール養生を行っていきます。
サッシ周りや、地面に養生シートなどを引いて、養生を行っていきます。
養生が完了したら、外壁の塗装に入っていきます。
一発目は、下塗りの塗料のシーラーを入れていきます。
これは接着塗料でもあり、壁と本塗りの塗料が密着しやすいようにするために塗っていきます。
下塗りが完了したら、中塗りを入れていきます。
今回の本塗りの塗料材はSK化研のプレミアムシリコンという塗料を使っています。
中塗り完了後、再びプレミアムシリコンを上塗りして仕上げていきます。
塗装の仕上げなので、細かい箇所までしっかりと確認を行っていきます。
その後、木部鉄部の付帯部分を仕上げていきます。
施工箇所は破風板、軒天、雨戸、雨樋、水切りなどです。
木部鉄部と同時進行でベランダの床部分の防水を行っていきます。
すでにFRP防水が施工されていますので、プライマーを塗って、トップコートという防水材を塗ってメンテナンスしていきます。
最後に、最終チェックや掃除を行い完了となります。
まとめ
前回メンテナンスから10年目での外壁塗装工事でしたが、10年を過ぎると「塗膜とコーキング」の劣化スピードが一気に上がります。
今回の工事は、ちょうど防水機能が低下したタイミングであり、外壁材や内部を傷めていない状態でしたので、良い時期での施工だったかと思います。
このような定期的なメンテナンスが将来的なランニングコスト、お家の耐久性に影響を与えます。
外壁塗装の事で、何か不明点や気になる点等ございましたら、お気軽に轍建築までご相談ください。