外壁塗装を行う上で、気になる事が雨による工事への影響です。
雨によって、「塗装工事の品質」や「工事期間の延長」によるデメリットはどのようなものがあるのかについてご紹介いたします。
外壁塗装は雨が降ると品質や工事に影響がでる?
塗料への影響について
雨が降っている状況で塗装を行った場合には以下のデメリットがあります。
- 塗料材に雨水が混ざって、仕上がりが悪くなってしまう。
- 塗料材が雨水で薄まってしまい、期待耐用年数が低下してしまう
- 雨水を吸い込んだ外壁材に塗料を塗ると、後々剥離や気泡の原因となってしまう
上記の他にもありますが、外壁塗装では雨によって品質に影響がでてきます。
工事の延期について
塗装工事に限っては雨が降った場合には、基本的に「工事は中止」となります。
その場合のデメリットとしては、工期が長くなってしまう事です。
雨天が続いただけ、工期が先延ばしとなります。
ですが、延期になって工期が長くなった場合でも「追加料金等」が基本的に発生することはありません。
外壁塗装での雨対策
施工職人にとって、雨は天敵となります。
塗装して間もないのに、雨が一気に降られてしまうと、塗装のやり直しとなってしまいます。
また、雨を気にせず施工した場合には、工事の品質が落ちて信用低下にも繋がってしまうので、雨に対してはとても慎重になっています。
作業前に雨が降ったら
基本的に、朝5時前後までに雨が降っていたら、その当日晴れていても作業は中止にする場合が多いです。
もちろん、作業内容やお家の状況にもよりますが、乾いた午後から入る事もあります。
臨機応変に現場の状況によって段取りを組み替えていきます。
作業中に雨が降ったら
最近の天気予報は、とても正確になってきているので、逐一天気予報の確認は行っています。
前日から、天気予報が怪しければ休みを取ったり、注意しながら作業を進めます。
天気の様子が怪しくなってきたり、最近では雨雲ズームレーダーというツールもあるので、いつ頃雨が降るのかを参考にしてそれに合わせて段取りを変えていきます。
雨が多い梅雨の時期でも問題ない?
最近の塗料は乾きも良く、上記のように対策を行えば梅雨のシーズンでも問題はありません。
確かに工期は長くなってしまいますが、不人気シーズンなので価格交渉しやすいというメリットもあります。
もちろん、忙しい年もあるかと思いますが、現場の数が薄い場合は相談に応じやすいでしょう。
最後に
雨の日の外壁塗装は、塗料の品質の低下に繋がるので絶対行ってはいけません。
せっかく外壁に塗装を行っても雨水で薄まり耐久性が落ちてしまうためです。
万が一、雨が降っていても作業を止めない業者がいましたら、問題のない大丈夫な作業なのかを確認した方が良いでしょう。
ですが、近年の塗料は塗装後にすぐ乾きますので、塗ってから雨が降る分にはそこまで問題はありません。
梅雨の時期でも十分に作業が行えますので、施工時期で迷われている方はご検討してみてください。