業者の選び方 よくある質問

外壁塗装の契約を行う前に確認しておきたい注意点とは?

契約書にサインを勧める

 

外壁塗装をしたいと考えたとき、どこの業者に依頼しても、似たようなものだろうと考えてしまいがちです。

しかし、施工業者によって「費用」「施工レベル」「サービス内容」異なるため注意が必要です。リフォームに問題を抱える相談のうち、およそ半数が、外壁・屋根の塗装に関する相談なのです。

後悔しないためには、外壁塗装の契約を交わす前にその内容をきちんと確認しなければなりません。ここでは、外壁塗装の契約をする前にチェックしておきたい「注意点」について解説していきます。

 

外壁塗装の契約内容について確認

外壁塗料の耐久性

 

工事請負契約書

 

外壁塗装の契約では、必ず工事請負契約書を交わしましょう。外壁塗装を行う上での基本となる「契約日や工事名、工事代金、工事場所、工事着工日、支払い方法」などの記載があるかどうかが重要です。

また使用する塗料名や商品名、保証期間など一緒に確認しておく必要があります。

 

工事内容や金額が適正か再度確認

 

工事業者が安心できる業者だとわかっていれば、特に問題はないのですが、たいていの場合は、相見積もりを取って比較する方が良いでしょう。

施工業者によって「金額」「施工レベル」が違うので、一社で決めてしまうと損をしてしまうことがあるからです。

相見積もりを行う際は、同じ条件で見積もりを依頼することがポイントです。

 

追加工事はないか

 

外壁塗装工事では、基本的に追加工事は発生しません。

ですが、まれに外壁の腐食や外壁以外の付帯部の不具合によって、追加工事が発生するケースもあります。どちらも、仮設足場が建った後に、下からでは見えづらい箇所で発見することが多いです。

工事中に追加が発生すると、予定が変わってしまい慌ててしまうこともありますので、前もって施工業者に追加工事の可能性について確認しておくと良いでしょう

そのほか上記内容とは関係なく、次々と追加工事の話をしてくる業者もいます。そのような悪質な業者もいますので、契約する前に追加工事については確認しておきましょう。

 

外壁塗装で追加料金が発生する3つの状況

 

支払方法の確認

 

トラブルを避けるためにも、契約前に支払い方法の確認は必ずしましょう。

 

①完工後の1回払い

 

支払い方法で最も多いパターンが「全額施工後の後払い」です。

 

②着工金と完工金の2回払い

 

次に多いのが、「施工前に2割~半額」「施工後に残金払い」です。

材料の購入費などに充てられます。また、業者側も先に入金頂く事で、工事後の未払防止につながるため、安心して工事を進められます。

 

③着工前、施工中、完工後の3回払い

 

三番目は、「施工前、施工途中、施工後の3回に分割」する方法です。

主に大規模なリフォーム工事で多く、外壁塗装では、この方法は少ないです。

 

④全額前払い(注意)

 

業者の中には、「全額前払い」を要求する業者があります。

通常、全額前払いはほとんど有りませんので、業者を疑った方が良いでしょう。持ち逃げされるリスクも想定されます。

 

請負契約約款

 

工事請負契約書を交わす際に説明される書類が請負契約約款です。

請負契約約款は契約書に付随している場合がほとんです。この請負契約約款は、外壁塗装の工事に関する約束事などが記載されています。

その内容として、「代金の支払いに関して」や「トラブルが起きた場合の対応方法」、「追加工事に関する費用の請求」、「契約後の解約方法」など工事が完了するまでの重要な事項がまとめられています。

重要な事が記載されているので、しっかりと確認しておきましょう。

 

見積もり内容に不備はないか

 

外壁塗装の契約の前提になるものは見積もりです。業者と、お互いに納得できるまで、見積もりの内容を検討しなければなりません。

見積書の内容で、わからいない点や気になる点があった場合、業者にどんどん質問して解決していくことが大事です。

不明点を残したまま工事に進むと、トラブルの原因にもなりかねません。

 

各工程の数量、単位が一式でないか

 

各工程の数量、単位が「一式」ではないか?

また、工事名称(工程)が細かく記載されているか確認しましょう。

 

×ダメな例

工事名称 数量 単位 単価 金額
仮設足場 1 100,000 100,000-
下塗り 1 120,000 120,000-
中塗り 1 120,000 120,000-
上塗り 1 120,000 120,000-
小計 460,000-

 

数量と単位が「一式」で記載されており、どれくらいの範囲を行うのかこれではわかりません。

また、工事名称(工程)がまとめられすぎており、手抜き工事につながります。

 

〇良い例

工事名称 数量 単位 単価 金額
仮設足場 125 800 100,000-
<外壁塗装工事>
高圧洗浄費 100 200 20,000-
養生、下地調整費 1 20,000 20,000-
下塗り 100 1,000 100,000-
中塗り 100 1,100 110,000-
上塗り 100 1,100 110,000-
小計 360,000-
合計 460,000-

 

数量と単価が細かく記載されていると、「一式」よりもどの範囲まで塗装を行うのかわかります。

また、数量と単価をもとに「他社と金額の違い」を比べることができます。工事名称(工程)を細かく分けることで、手抜き工事を避け、どのような工事にいくらかかっているのかわかります。

(養生、下地調整に関しては細かいため、「㎡で記載」されないことも多いです)

 

商品名(塗料)の記載

 

材料の中でも重要なものは「塗料」です。塗料の品名まで書かれているか確認しましょう。

商品名が書かれていたら、その塗料はどのような塗料で、グレードはどれくらいなのかも聞いてみましょう。

商品名がわかれば、インターネットなどで調べてみるのも一つの方法です。

塗料のグレードについてはこちら>>

 

また、塗料は「何缶」使うのかも確認していくと良いでしょう。

メーカーのHPに、その塗料がどれくらいの「㎡数」塗装できるのか記載されているため、手抜き工事を回避できます。

 

例:日本ペイントのパーフェクトトップを「150㎡」塗装する場合

 

<使用料、1缶当たりの塗り面積(㎡)>※メーカーのHPに記載されてます。

使用料(kg/㎡/回) 1缶当たりの塗り面積(㎡/回/缶)
0.11~0.17 88~136(15kg/缶の場合)

外壁塗り面積「150㎡」

2回塗り(中塗り+上塗り=「計300㎡」

「約3~3.5缶」必要という計算になります。

下塗り材は、「シーラーやプライマー」などを使用するため含まれません。

 

下地調整費は入っているか

 

「ケレン作業」、「補修作業」、「養生」についても書かれているはずですので、チェックします。

とくに、「ケレン作業や補修作業」は、外壁塗装の契約においては大切な注意点です。外壁に旧塗膜が残っていたり、ひび割れがある場合にそのまま塗装してしまうと、剥離しやすくなります。

もし書かれていない場合は、行うかどうかを必ず聞いてみましょう。「養生」は、どこまでの範囲を行うのかも確認すべき項目です。

 

工事内容に関する確認

住宅とチェックマーク

 

着工から完工日までの目安

 

外壁塗装の工事期間は、着工から完工まで「約10~14日間」です。意外と外壁塗装に日数はかかりますので、事前準備等も含めて確認しておくと良いです。

また、外壁塗装の期間があまりにも短い場合や逆に長い業者もいるため注意が必要です。まれに、3~4日間で完了してしまう施工店もいます。

すべてが手抜きとは言えませが、極端に施工期間が短いと「雑な作業」「施工ミス」が生じやすいです。

長すぎると、予定が崩れてしまうので、しっかりと確認した方が良いです。

 

近隣へ挨拶は行うか

 

外壁塗装は、「塗料の臭い」も発生しますし、仮設足場や高圧洗浄、電動工具などの「騒音」もあります。

高圧洗浄を行う場合は、水が隣家にかかる場合もあります。場合によっては、足場が隣家ぎりぎりで、作業者が隣家の土地に入るケースもあるので、施工前に挨拶をした方が良いです。

この挨拶は、施工業者が行うのが基本ですが、まれに挨拶まわりをしない業者もいます。近隣トラブルに繋がってしまうため、挨拶の有無はしっかりと確認した方が良いでしょう。

 

外壁塗装で必要なご近所への挨拶まわりについて

 

契約前に現地調査を行っているか

 

契約前に現地調査を行うことが大事です。事前に現地調査を行うことで契約後の工事内容の変更や、追加費用の発生などがなくなります。

契約金額と最終的な請求金額が異なる場合にはトラブルに発展する可能性が高くなるので、契約金額の変更が必要ないように事前に現地調査を行っておくことが大事です。

 

作業報告の方法

 

工事中の作業報告の方法を事前に決めておくことが大事です。外壁塗装では各工程を進める際に、前工程の確認が難しくなります。

作業した内容や工事範囲など作業報告の方法を決めておくことで、手抜き工事の防止や施工不良を防ぐことができます。作業報告の方法には、各工程での写真撮影や作業日誌の作成などがあります。

 

工事中に車や物を移動する必要があるか

 

工事を始める前に、外壁の周囲にある荷物は片づける必要があります。

特に、足場を組むために必要な場所は確保します。また、塗料が付くことがないように、できるだけ外壁から離しておくようにしましょう。

外壁のそばに植物がある場合は、一時的に移し替える必要があるかもしれませんので、塗装業者と相談しましょう。また外壁近くに車を駐車している場合は、車の移動が必要な場合もあります。

 

保証内容についての確認

サポート

 

保証内容の確認

 

どの部分を保証するのか、「どのような状態になったら保証」されるのか、さらに「その保証は何年間」なのか、などを確認しましょう。

保証が壁の塗装のみのケースが多いです。塗装の剥がれは保証の範囲になりますが、色の変色は保証されないのが一般的です。

保証期間については施工業者によって異なりますが、目安は次のような期間です。

 

  • ウレタン樹脂塗料「5年」
  • シリコン樹脂塗料「5~6年」
  • フッ素塗料「7~10年」
  • 光触媒塗料「7~10年」

 

どのような不具合が生じたら、どんな対応で保証してくれるのかは、契約前に確認しておくと良いでしょう。

ですが、自然災害や建物に起因する場合、不適切な使用によるものなどは保証されません。

 

工事後のアフターフォローについて

 

外壁塗装の不具合は、施工後すぐには現れません。

例えば塗装作業の不備による剥がれなどは、「半年~数年程度」経過してから症状が出てくるのが一般的です。ですから、保証の確認もそうですが、アフターフォローをどのように対応してくれるのかをきちんと確認することが大切です。

アフターフォローをどのような形で対応してくれるかは、その塗装業者によって異なります。

 

瑕疵担保責任について

 

瑕疵担保責任の加入している場合、外壁塗装業者の塗装作業が原因で施工不良などのトラブルが発生した場合には、業者に対して「瑕疵担保責任を請求」することができます。契約書の内容と異なる塗料の使用や施工方法があった場合には、瑕疵のある部分を補修してもらうことができます。

また万が一、その施工業者が倒産した場合も保証が受けられるのが最大のメリットです。しかしながら、保証年数は5年と短く保険加入には別途費用が必要になることが多いです。

そのため、瑕疵保険に入る検討よりも、施工不良の心配がなくや会社の業績が安定している施工店を探すことに注力を注いだ方が良いとも言えます。

 

契約書類を交わす必要性とは?

注文書にサインを入れる

 

トラブルを避けるために行う

 

契約書類を交わすことはとても重要です。書面に残すことで、「工事内容の相違」及び「言った、言わない」の争いを避けることが出来ます。

口約束では拘束力がないため、約束を履行してもらえるかどうか分からなくなります。お互いの認識の違いによるトラブルや、解釈や思い違いによる紛争も防止できます。

契約書を交わしたがらない悪徳業者もいます。トラブルに会わないためにも、きちんと契約書を交わしてから工事を進めるということが大切です

 

契約書を交わしていない場合のトラブル例

 

契約書を交わしていない場合には、金銭的なトラブルから工事範囲や時期のトラブルなどがあります。ここでは契約書を交わしていない場合のトラブル例を紹介していきます。

 

最終支払い金額が当初よりも増えてしまった

 

契約書を交わしていない場合のトラブル例として、最終支払い金額が当初よりも増えてしまうケースがあります。契約書を交わしていないため、請求された金額の根拠を正確に把握することが難しくなります。

工事前から必要だった金額と追加費用を把握するためにも、契約書に記載された金額が重要になります。

 

塗装してもらえると思っていた場所が塗られていない

 

契約書を交わしていない場合のトラブル例として、塗装範囲の相違があります。業者との打ち合わせの中で塗装してもらえると思っていた場所が、実際には塗られていない場合や追加費用を請求されるケースがあります。

工事範囲の詳細も契約書に記載されるため、塗装範囲の相違なども起こりにくくなります。

 

工事の時期が予定よりも遅かった

 

契約書を交わしていない場合のトラブル例として、工事の時期が予定よりも遅いことがあります。外壁塗装は1年を通して作業が可能な工事ですが、天候や気象条件によって作業が難しい時期もあります。

梅雨時期や台風シーズンなどは雨天の日が多く、工期が遅れる可能性が高くなります。足場の設置期間も長くなるため、普段の生活への影響も大きくなります。契約書に工事期間を記載することで、工事時期を事前に把握することができます。

 

クーリングオフの確認

クーリング用のはがき

 

クーリングオフとは、無条件で契約を解除できることを言います。

ですが、クーリングオフが出来る場合とそうでない場合があるので、契約前に確認しておくと良いでしょう。

 

クーリングオフに必要な内容

 

クーリングオフをするには書面で申請する必要があります。

 

①契約日

 

契約書に記載のある日付です。契約を交わした日や受け取った日を記載します。

 

②契約会社名、担当者名

 

契約を行った業者の会社名や担当者名を記載します。

 

③契約した商品名

 

外壁塗装の場合には工事名です。

 

⑤契約金額

 

契約書に記載された金額です。

 

⑥契約解除したい旨の意思表示

 

契約を解除したいと明記します。また着手金などがある場合には返金を要求します。

 

⑦申出日

 

クーリングオフの書類を提出する日付です。

 

⑧住所、氏名

 

自身の住所と氏名を記載します。

 

クーリングオフの注意点

見積書|リフォーム・塗装業者の見積

 

自分の意思で業者と契約した場合

 

クーリングオフを行う場合の注意点は、自宅に業者を呼んで契約を交わした場合契約するために業者の事務所へ行って契約を交わした場合があります。

どちらも自分の意思で業者との契約を行っているため、クーリングオフを利用できないことがあります。

 

契約日から8日が対象期間

 

クーリングオフには期限があります。契約書類を交わした日を含めて「8日以内」の申請が必要です。

もし、クーリングオフを行う場合は、解除可能な日付であることを明確にしておく必要があります。

「はがき」「FAX」「簡易書留」などで郵送する方法を取ります。ですが、悪質業者の場合、はがき等の受け取りを拒否して、期限切れとなり、クーリングオフできなくなってしまうケースもあります。

不安な場合は「内容証明郵便」で行うと確実です。

そのほか、「8日間」という期間を過ぎても、クーリングオフできる場合があります。それは、業者がクーリングオフの約款を渡さなかった場合や、クーリングオフはできないというような嘘の情報を与えていた場合です。

クーリングオフ制度について詳しくはこちら↓↓

外壁塗装でクーリングオフ(契約解除)が適用されないケースもある?

 

契約に関するトラブルは第三者機関へ相談

 

外壁塗装の契約時や契約後にトラブルが起きてしまった場合には、第三者機関へ相談しましょう。業者によっては着工後の解約はできないなどと断るケースもあります。

着工後であってもクーリングオフの期間内であったり、条件を満たしている場合には消費者生活センターなどに相談することが大事です。消費者生活センター以外にも弁護士会など無料で専門家に相談できる機関も多いです。

トラブルになった場合は、泣き寝入りせず、まずは相談してみましょう。

 

最後に

 

外壁塗装は業者によってそれぞれに違いがあり、悪徳といわれる業者も多いので契約前の確認は必須となります。

平均費用が百万円前後といわれる外壁塗装は、決して安い買い物ではありません。技術や対応の悪い業者を選んでしまうと、せっかくの塗装が短期間で剥がれることもありますし、場合によっては隣近所に迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。

しかし、しっかりと確認を行い、きちんとした業者に依頼すれば家が長持ちして見た目も良くなり、快適に過ごすことが出来ます。

後悔しないように外壁塗装の契約内容には注意して、依頼していくことが大事です。

 

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