外壁塗装工事を行う上で、必ず発生するのが「騒音」です。
工事を依頼する側も、隣近所の方も気になる内容の一つかと思います。
外壁塗装工事は、「新築・大規模なリフォーム工事」などと比較すると、そこまで騒音に悩まされることは少ないと思いますが、それでも騒音は発生しますので、その点についてご紹介します。
外壁塗装で発生する騒音について
仮設足場の組立・解体
外壁塗装で、発生する騒音で一番大きい音は、仮設足場の設置時です。トラックの出入り時や、部材を運び込む際に音が出ます。
単管足場の場合には、パイプを接合する部分にインパクトを使って締め付ける作業時に音が発生します。
くさび式足場の場合には、部材同士を接合する際に、金属半ハンマーで打ち込みます。金属をたたく「カンカン」という音はとても気になると思います。
足場の設置時間は、大きさによって平均して「半日から1日」かかります。
足場設置の初日と解体時の最終日に「騒音」が発生してきます。
高圧洗浄(水洗い)
高圧洗浄を行う際に、専用の機械を使用して水洗いを行います。
その際に出る、「エンジン音」が気になる方もいると思います。
高圧洗浄は、「半日から1日」かかります。
基本的に、高圧洗浄は仮設足場の翌日に行うことが多く、その際は連日騒音が発生します。
吹き付け塗装時
吹付けタイルなどの塗装する際に、「機械音」が発生します。
多くは、手塗りでの塗装を行いますが、吹き付ける場合には、作業行程中は音が出続けるのでこの音が気になると思います。
作業時間は、建物の大きさによって異なりますが「数日」はかかります。
職人の話す声
施工店にもよりますが一定以上の大きさの「職人同士の話し声」はとても気になります。
若い職人が入っている現場では、大きな声で話しながら施工することもあり、まわり近所にも響き渡り、これも騒音のうちの一つです。
また、親方の若い職人に対しての怒鳴り声も聞こえ、気になることもあります。
騒音への対策
外壁塗装では、工事内容によってどうしても音は発生してしまいます。
「どうしても音が気になる!!」という場合には、足場の時と高圧洗浄時には外出して騒音を回避するが良いでしょう。
そのほか足場と高圧洗浄以外で、音が出る作業もあるので担当者に確認していきましょう。
隣近所へは、工事着工前に挨拶を行っていきます。
近所間では、しっかりと挨拶を行っていけば、騒音でトラブルが起きることはほとんどないでしょう。
最後に
外壁塗装工事では、とくに「足場」、「高圧洗浄」の時に騒音が発生します。
それ以外では、騒音の発生は少ないので、気になる方はこの2つの作業時だけ何かしらの対策を行うと良いと思います。
ご近所に関しては、工事前に挨拶回りを行って、騒音についても説明を行っていますが、気になる方は、あらかじめ担当者に確認して相談しておくと良いでしょう。