外壁塗装の色を選ぶ際「カラー見本を見てもなんだかイメージがわかない、考えても迷ってしまう」ということがよくあります。
外壁塗装を計画している方にとって、色選びは誰もが悩むポイントです。
塗装してしまったら直すことはできませんし、せっかく高い費用をかけるのですから、後悔しないように選びたいものです。
ですが悩む反面、色を考えるのは、とても楽しいことでもあるでしょう。
ここでは、人気の色や失敗しない色選びの方法についてご紹介していきます。
外壁塗装で人気色リスト
外壁塗装での人気色
- ホワイト
- ブラウン
- グレー
- アイボリー
- ベージュ
- クリーム
- ブラック
「ホワイト、ブラウン、グレー」の3色が、特に人気が高い色です。
3色の他に、人気が高い色は、「アイボリー、ベージュ、クリーム、ブラック」などです。
無難な色として選ばれやすいのが、茶色、黄色系統の「アイボリー、ベージュ、クリーム」などです。
ココがポイント
外壁塗装の色は、好みで選ぶ方もいれば、既存の色と同色を希望する方、隣家と色を変えたい方などさまざまな理由で選ばれています。
「暗すぎず、明るすぎず(派手)、汚れが目立ちにくい」色が人気の色となりやすいです。
外壁塗装での色の選び方
他の家の外壁色を参考にする
近所など周辺の「戸建てやアパート、マンションなどの外壁の色」を参考にして選ぶのは良い方法です。
他のお家の外壁色を参考にすることで、自分の好みにあった色を選ぶことができると思います。
また、外壁の色を選ぶ際は、周りの家の色にも配慮した方が景観は良くなります。
家は町並みの景観の一つであると認識した方が、バランスも良くきれいに見えるでしょう。
A4サイズの色見本を仕入れる
A4サイズの「色板見本」というものがあります。
塗板見本とも呼ばれていて、選定した色が、実際にどのように見えるのかを最終確認するものです。
A4サイズの色板見本は、実際に外で外壁に当てて、色の雰囲気を確認します。
色は光の当たり方でも変化しますので、実際の場所で確認してみましょう。
この色板見本で確認しながら、決めたい色の濃さなどを調整して決めていきます。
ココに注意
A4サイズの色板見本は、枚数によって費用が発生する場合もあり、手配してから届くまでに、1週間ほどかかります。
そのため、最終的に色を絞ってから施工業者などに依頼するのが良いでしょう。
カラーシミュレーションを利用する
カラーシミュレーションは、希望の色を実際の家に塗った時の外観を見られるものです。
外壁に塗りたい色の候補がきまったら、カラーシミュレーションを利用してみましょう。
カラーシミュレーションは自分で試すこともできますし、パソコン操作が面倒であれば、施工業者に依頼してプリントしてもらっても良いでしょう。
たいていは、家のタイプがいくつか設定されていて、その中から自分の家に近い形を選び、そこに希望の色を付けていくようになっています。
ココに注意
全体の色のバランスを見るのにはとても良い方法ですが、実際の色は多少変わってきます。
そのため最終判断は、実際の塗装色を見て決めるようにしましょう。
そのほか、カラーシュミレーションを施工業者に依頼する場合、対応できない業者もいますので確認が必要です。
施工業者に相談する
外壁塗装の色を決める場合、施工業者に相談するのも良い方法です。
実際にいろいろな現場で施工しているので、人気の色の良い点や気になる点を理解していますし、周囲の街並みと調和して、きれいな外観にできるかを提案してくれます。
また、塗装業者が実際に作業した近隣住宅の写真などを見せてもらうのも参考になります。
小さな色見本で見るよりも、実際に家の形になった写真を見た方が、具体的なイメージをつかみやすいものです。
最も適した色は何か、プロの意見を参考にして色見本などを確認しながら決めていけば、失敗しない色選びができると思います。
中塗りと上塗りで色を分けて塗る
色選びでの最終段階となりますが、「2~3色」の中でどうしても迷っている方向けの選び方です。
外壁塗装工事では、下塗り、中塗り、上塗りと基本3工程となります。
下塗りは変えられませんが、中塗りと上塗りを違う色の塗料にして、実際に広範囲に色を塗って選んでいく方法です。
実際に塗装を行うので、判断するには一番の方法でしょう。
ココに注意
デメリットとして、「薄い色から濃い色」を塗る場合には問題ありませんが、逆の場合は、色のムラなどがでてしまうため注意が必要です。
そのほか施工業者によって、費用が割り増しとなるケースもありますので、先に確認した方が良いでしょう。。
色選びでよくある失敗談
アルミサッシなどと色が合わない
窓枠のサッシや玄関ドアの色は変えられません。
ですから、新しい外壁の色と合わない場合、バランスが悪くなります。
外壁の色を決める場合は、変えられない部分と合う色を選定することが大切です。
色見本帳での失敗
色見本は、室内で見たときと、外の太陽光の下で見たときとでは、見え方が大きく変わります。
外壁は屋外ですので、色サンプルを外に持っていき、実際に壁に当ててみて確認するようにしましょう。
色見本のサンプルが小さいと、実際の塗装したときに、サンプルよりも明るくなったり、または、暗くなったりします。
これは面積効果と呼ばれるものです。
明るい色はより明るくなり、暗い色はより暗くなる傾向があります。
カラーシュミレーションでの失敗
カラーシミュレーションだけで決めると、実際に仕上がったときに、イメージと違うということがしばしば起こります。
パソコンのディスプレイの設定で色が大きく変わることがあります。
また、プリンターで印刷すると、プリンターの特性で色が変わることが多いものです。
カラーシミュレーションは、あくまでもイメージの確認用と考えて利用しましょう。
最後に
外壁塗装は、塗ってしまったら、簡単には変えられません。
色選びを間違えてしまうと、次の塗り替えまで「約10年以上」は後悔してしまうことになってしまいます。
そのため、納得できるまで時間をかけて選んでいくとが大切です。
色選びでは「他の家を参考にしたり、見本板(A4)の依頼、カラーシュミレーションの依頼、施工業者に相談する」などを行い、色を決める際は、一つの方法ではなく、いくつかの方法を使って色を確認するようにしましょう。
どうしても、いくつかの色で迷って決められない場合には、実際に試し塗りを依頼して判断していくのも良い方法です。