横浜市戸塚区のY様邸にて外壁塗装、防水工事を行いました。
築10年前後で、外壁にひび割れや剥離が発生していたため、ご相談を受け対応させていただきました。
今回は、モルタル壁にプレミアムシリコン仕上げ、バルコニーの床にウレタン防水を行った施工事例をご紹介します。
外壁の劣化状況
壁ひび割れ、コケや藻の発生で外壁材が雨水を吸収している証拠です。
カビの発生を確認しました。
塗装の塗膜でお家を保護していくため外壁の塗装工事を施工していきます。
ベランダ床のモルタル部分のひび割れは、雨漏りの原因ともなります。
今回、外壁塗装と一緒にベランダ防水を行っていきます。
外壁塗装の施工内容
仮設足場を設置して、メッシュ養生を行っていきます。
仮設足場の設置後に、各種養生を行っていきます。
養生後に、まずは下塗り(シーラー)を行っていきます。
その後、「中塗り」、「上塗り」と計3回塗りで仕上げていきます。
上塗り材の塗料は「SK化研のプレミアムシリコン」を使用しています。
メーカーの期待耐用年数は15年と非常に高耐久なお勧めの塗料です。
とくに、モルタルやリシン系の外壁材にはおススメです。
そのほか、付帯部分の破風板、軒天、帯板、雨樋なども塗装していきます。
最終確認を行い、仮設足場を解体して、外壁塗装工事の完了です。
バルコニー防水工事
バルコニーがモルタルの場合、雨水を吸い込み内部の防水シートが劣化すると雨漏りの原因となります。
モルタル面を、防水して雨水の侵入を防いでいきます。
「下地調整」(掃除・コーキング補修)
「プライマー」→「ウレタン防水」の順番で仕上げていきます。
基本的に、乾かす時間が必要なため、2~3日かけて防水の作業を行う場合が多いです。
最後に「トップコート仕上げ」を行っていきます。
防水工事の完了です。
工事のまとめ
今回は、外壁塗装と防水工事を「12日間」で仕上げています。
外壁は、塗装のメンテナンス時期によって、その後の耐久年数が変わってきますので、早めのメンテナンスができればおススメです。
とくに築10年過ぎてしまうと、耐久性能は一気に落ちてくるためどんどん水が内部に侵入し、見えない所でお家を傷めています。
今回のY様邸では、正面玄関をみると、塗膜の色あせはしてきているものの劣化状況が少なく、一見そこまでメンテナンスの必要を感じませんでした。
ですが、外壁の調査を行っていくと、日当たりの良い箇所には、外壁材の「細かいひび割れ・剥離」の発生、日当たりの悪い箇所には「コケや藻、カビ」が発生しておりました。
しっかりと注意して外壁を確認してみないと、このような劣化に気づく事ができません。
そのため、なかなか気づかなく雨漏りなどをしてからメンテナンスの必要性を感じる方が多いです。
まだ、大丈夫だろうと考えてしまうかもしれませんが、築10年前後になりましたら、点検を行っていき現在の劣化状況を把握しておくことが大事です。