防水工事

掘り込み式車庫の雨漏り原因と修理方法は?

2019年8月15日

掘り込み式車庫

 

堀り込み式車庫は、道路と建物を建てる土地に高低差がある場合や敷地が狭い場合に効率的に活用できる車庫です。

しかし様々な原因で雨漏りし、コンクリート内部腐食に繋がります。

掘り込み式車庫の雨漏り原因はどのようなものがあるのでしょうか?

ここでは、雨漏り原因と一緒に、その修理方法について解説していきます。

 

掘り込み式車庫で雨漏りするよくある原因は?

モルタルのひび割れ

 

堀り込み式車庫を作る際、「防水工事」などを行っていない場合、それが原因で本来は水に強いコンクリートに徐々に水が染み込み、雨漏りの原因になることがあります。

ですが、防水工事を行っても、防水層は日々劣化が進み雨水が染み込むため、定期的なメンテナンスが必要にはなってきます。

また、経年劣化によって「コンクリートにひび割れ」が発生し、そこの隙間から雨水が入り込み雨漏りするケースも多いです。

車庫上部がタイルの場合は、タイルの割れや目地の劣化が雨漏りの原因となるでしょう。

 

雨漏りを放置するとどうなる?

 

車庫内部に雨漏りが続いている場合、コンクリートを流し込む前の土台として組まれている鉄筋にも影響します。

鉄筋は酸性であって、コンクリートがアルカリ性という特性を生かして、両方の物質が密着しています。

しかし鉄筋が空気や水に触れることで、コンクリートのなかで劣化し錆びてしまいます。

雨漏りを放置時続けると、最悪の場合はコンクリートが鉄筋からはがれて、落下するケースもあります。

 

掘り込み式車庫の雨漏り修理方法と費用

費用相場

 

雨漏りが発生する場合、掘り込み式車庫上部から雨水が侵入しているケースがほとんどです。

修理方法は、掘り込み式車庫上部の状況や範囲によって異なります。

まずは、車庫上部のどこから雨漏りが発生しているのかを調査し、それに応じて修理する方法を検討してきます。

 

コンクリート(モルタル)から雨漏り

 

雨漏り調査を行い、コンクリートのひび割れからピンポイントで雨漏りしていた場合には、「部分的に補修」を行い改善できるケースもあります。

全体的な劣化による染み込みが原因であれば、下地調整を行って「ウレタン防水」などを行って改善していきます。

 

ひび割れ補修:「5千~3万円」

ウレタン防水(約15㎡):「10万~20万円」

 

防水工事の種類と費用についてはこちら>>

 

タイルからの雨漏り

 

雨漏り調査を行い、タイルの割れや目地の割れから雨漏りしていた場合には、ピンポイントで「タイル交換や目地補修」を行って改善できるケースもあります。

雨漏り箇所の特定が難しい場合やだいぶ古くなってきた場合には、「タイルの全体的な張替えと下地の調整」を行っていく形となります。

その場合、既存タイルを剥がして、その後新しいタイルを張らずに、防水で仕上げることもできます。

ですが、タイルの状態が良好な場合は、「浸透型の防水工法」で雨漏りを修理する方法もあります。

こちらは車庫の上にひかれているタイルの表面に浸透型の防水材を塗布していく方法です。

この方法で防水加工をすることで、車庫の上部に既にあるタイルを剥がして防水加工を施すよりも、コストダウンと時間の節約をして雨漏り修理が可能になります。

 

タイル交換、目地補修:「2~5万円」

タイル張替え(約15㎡):「20万~50万円」

防水工法(約15㎡):「10万~20万円」

 

最後に

 

掘り込み式車庫は、雨水の染み込みひび割れなどが原因で雨漏りが発生します。雨漏りした場合には、防水工事を行い修理を行っていくのが一般的でしょう。

ですが、深刻な雨漏りの場合、修理に大きな工事が必要な場合もありますので、そうなってしまう前に、早めのメンテナンスを行うことがとても大切です。

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